今回は動画配信サービスからVideoMarket（ビデオマーケット）を取り上げて、いったいどのような動画配信をしているのか、特徴をまとめていきたいと思います。
特徴
ビデオマーケットは、配信作品の数の多さや、新作のドラマ、アニメが強みとして知られているビデオオンデマンドサービスです。
配信動画の充実さ
よく知られている動画配信サービスで作品数が多いとされているU-NEXTは、動画の本数は180000本以上とされています。
それに対してビデオマーケットでの動画配信本数は、なんと240000本以上！
公式で業界最大級と謳っているわけです。
また、テレビ放映中の番組の「見逃し配信」もあり、放送についていきたい人にも充実しているサービスということでも知られています。
月額コースが他とは違う
動画配信サービスで定番なのが、月額料金で見放題プラス課金作品、というような内容ですよね。
しかしビデオマーケットに用意されているコースはちょっと違います。
主に２つのコースがあるのですが、プレミアムコースという安い方のプランだと、毎月ポイントが付与され、そのポイントを使っていわゆる個別課金の動画をレンタルしてみることができる、ということ。
そのポイントを使い切ったら、ポイントを追加購入して利用する形になります。
もう一つのプレミアム&見放題コースという方だと、同じポイント付与プラス、見放題作品からは好きなだけ観ることができる、というもの。
つまり月額コースでも見放題がベースではないということ。
さらにいうと、ビデオマーケットの利用にはWEBかアプリかを選ぶという違いもあります。
WEBだと、会員登録をして上記のコースどちらかに入って、ポイントをもらって利用する感じですが、アプリの場合、登録の必要がなく、単純に観る分だけ支払って利用する感じです。
だったらアプリの方がシンプルで良いようにも感じてしまいますが、WEBでの登録しての利用の方が、作品の割引があったり、初月が無料だったりとお得とのこと。
そしてアプリの方だとAndroidやPCには対応していないので、AndroidユーザーやPCから利用したい人は必然的にWEB利用となります。
料金
ではそれぞれのコースの気になる料金を確認しましょう。
まずは安い方のコース、「プレミアムコース」です。
毎月550ポイント付いて、月額500円（税別）です。
ということは、ポイント分をそのまま買うようなイメージですね。
続きまして、プラス見放題がつく「プレミアム&見放題コース」の方だと、
付与されるポイントは同じ550ポイントで、月額980円（税別）です。
つまり480円で見放題がつくということですね。
他にも、NHKオンデマンドが見放題になる「NODまるごと見放題パック」というのもあり、こちらは月額990円（税込）です。
ちなみに料金は当然公式サイトを参照しているのですが、ここで記載したように、税別と税込が混在した記載で、なんでだろう…と思いました。
余談を挟みましたが、１話あたりどのくらいポイントを使うのかの目安も記載しておきます。
レンタルの場合だと、30分作品は大体110～220ポイント、長編作品は330～440ポイント、といった目安のようです。
レンタルの他に購入もありまして、その場合大体1100円～3300円くらいのようですね。
メリットデメリット
このような特徴を考え、ビデオマーケットのどんなところが良いか、どんなところが良くないのかを分析してみます。
メリット
新作に強い
動画配信サービスに見放題と個別に料金がかかるのがあるのは、見放題はどうしても旧作になってしまうからですよね。
やはり新作は見放題で放送するわけにはいかないようです。
ていうことは、見放題よりもレンタルをメインにしているビデオマーケットは、新作が充実していることを期待できるってことになりますね。
特に新作のドラマやアニメに力を入れている、ということがレビューでも評価されているようです。
初月無料
見放題ではない月額コースだとしても、初月は無料でお試しができるサービスをちゃんと用意してくれてます。
つまり最初に550ポイントを無料でくれるってことですね。
上記にあげた２つのコース、どちらでも初月が無料になるのですが、もちろん一回しか無料のサービスは受けられないので、見放題がセットになっているコースで試す方がお得ですね。
ちなみに、NODまるごと見放題パックには初月の無料は適用されないとのことです。
ポイントの有効期限が長い
ビデオマーケットで発行されたポイントは180日間という長めの期限なのも、あまり焦らずに済んで良いですね。
半年くらい期限があるなら、忙しい時には貯めておいて、余裕ができた時にまとめて観る、という使い方もできますね。
月額料金は1日～末日区切りで日割りがないタイプなので、見放題だと月の終わり頃から契約を始めると損ですが、見放題ついていないコースなら、ポイントのみの問題なのであまりこの辺りは気にする必要もないかもしれないですね。
ちなみにアプリの方で利用する場合、アプリで購入するポイントは有効期限がないとのことです。
お得でなくても、自分のペースで観たい時に都度利用したい、という人は、登録もする必要なく、かつ有効期限も気にする必要もない、というのは気楽です。
キャスト詳細が充実
映画を観て、「この俳優さんの演技、とても魅力的だな！」と思った時とか、その俳優さんが出ている他の映画を観たくなることってありますよね？
ビデオマーケットでとても良いと思ったのは、映画の作品ページにいくと、出演キャストも写真で紹介されていて、さらにそのキャストのページに飛ぶと、キャストのプロフィールがチェックできるだけでなく、配信されている出演作品が一覧で出てくるんです！
これはとても良いと思いました！
この俳優さん、この映画にも出てるんだなってチェックできるのも良いですし、その人目当てで次々作品を観ていくのも面白いですし、作品が何年の作品かで順に並んでいるのも良いです。
デメリット
サイトの充実度が低い
これは感覚の違いもあるので、あくまでも個人的な印象の話にもなってしまうかもしれませんが、サイトがなんというか、パッと見てあっさりしていて、まず最初は利用方法についてすぐに掴める情報が薄いと感じました。
そして作品のカテゴリー分けもあっさりしていて、コレといった作品のターゲットがなく、サイトを物色して良い作品に出会いたいなって探す場合には、ちょっと出会いにくいかも…
せっかく良い点としてあげた「キャスト詳細」とか、充実しているところがあるのにメインのページがパッとしなくてもったいないと個人的に思いました。
よくある問い合わせの内容も、例えば動画配信サービスだったらよく検索されそうな、「同時視聴」というワードで検索してもヒットしないなど、もう少し手厚くしてほしいなと思ってしまいました。
無料作品に騙される
動画を探すコーナーとして「無料作品」というページがあるんですが、これがドラマの場合、どうせ１話しか無料じゃないんでしょ、というのは予想できる人は多いと思います。
でも「映画の無料動画作品」というコーナーを見つけたら、映画が無料で観れる特別サービスかな、と期待してしまいませんか？
GYAO!みたいに、期間限定で無料で観ることができる作品もあるのかと思ってしまいましたが、実際は予告編が無料とか、冒頭10分が無料とか、そういうのばかりです。
これはちょっとガッカリしましたし、大きく取り上げてそのコーナーを作るほどではない気がします。
ダウンロード機能は購入の一部のみ
動画配信サービスでは多く見られるダウンロード機能。
通信量を消費しない対策や、電波の悪いところでも影響されずに楽しめるよう、オフラインで再生できるとして喜ばれる機能ですが、ビデオマーケットでは現在、デジタルセル作品、つまりレンタルではなく購入する作品のみの機能のようです。
しかもAndroidアプリのみ対応とのこと！
そしてすべての作品がダウンロード対象ではないとの注意書きもあり。
これはちょっと残念ですね。
今後新たにダウンロード機能が広がっていくことを期待しましょう。
まとめ
最新の作品を手軽にチェックしていきたい人にオススメです。
特に最新にこだわりがなく、ポイントをどう使うか計算などせず、見放題のものをたくさん次々観たい人は、他の動画配信サービスの見放題の方が充実しているかも。
月額の契約をせず、観たい時に都度利用したい、という人はアプリから気楽に使ってみるのも良いですね。
ただし、ポイントは１円単位で細かくは買えないので、半端が出てしまうというのは覚悟の上で利用しましょう！
